アーユルヴェーダの資格
こちらにまとめてみました。
資格は国ごとに位置づけが違う
インドでのアーユルヴェーダの資格はAYUSH省という日本の厚生労働省のような
政府が認めたアーユルヴェーダ医師としての国家資格
BAMS(Bachelor of Ayurveda, Medicine and Surgery)
といいます。
日本の医師や看護師 保健師 保育士 のような国家資格です。
国の指定の大学でインターンを含む5年半の時間がかかります。
アーユルヴェーダの病院で医師として仕事をするのにはこの資格がマストで
このBAMSの資格によりインドの国立アーユルヴェーダの病院で医師として仕事をすることが認可されます。
またこのBAMSはスリランカのコロンボ大学やケラニア大学で取得でき
スリランカでも認知されている資格です。
スリランカ国内でもアーユルヴェーダの大学は存在しているが
スリランカの国籍の方がインドに留学して取得する場合もあります。
日本では日本アーユルヴェーダ学会というアーユルヴェーダの組織が存在します。
日本以外の先進国でも珍しい半世紀近くの歴史ある学会であり、
学会誌の創刊は遡ること1965年創刊。西洋医学の医師が中心となり活動が始まった経緯があります。
日本においてはアーユルヴェーダの資格は学会が発行する認定資格(アーユルヴェーダセルフケアアドバイザー初級資格)が老舗な位置づけを持っています。
この資格を受験するためには学会認定スクールにおいて50時間以上の講義と認定試験を受けることが必要。
50時間の履修後受験資格が与えられ試験を受けることができる。
合格者には学会より認定資格が付与されます。
アメリカではNAMA(National Ayurvedic Medical Association)という団体が存在し
10年以内にアーユルヴェーダの国家資格ができることを目指しての動きがあり、実現化に向けて計画が進んでいるようです。
発行する資格には主に3つあり
- アーユルヴェーダ健康カウンセラー(AHC)
- アーユルヴェーダ施術者(AP)
- アーユルヴェーダドクター(AD)
アメリカのアーユルヴェーダ学会のように国家資格化に動いている国もありますが、
日本はアーユルヴェーダ学会の歴史は長いもののまだまだ発展がゆっくりな状況です。
インド(インド共和国)及び韓国(大韓民国)における統合医療の調査研究厚生労働科学特別研究事業
https://hospital.luke.ac.jp/about/approach/pdf/ra16/research_activities_16_8.pdf