プラクルティですか?
プラクリティですか?
サンスクリット語の権威の先生に確認したら
表記は【prakṛti】が主流。
でもṛは基本のṛiと表記されることもあり
ゆるく言えば どっちもあってるし、
どちらかと言えば プラクリティのほうがちかいかなとのこと。
このṛのように
サンスクリット語の音節には
日本語で言う「母音=A I U E O」がくっつかない音」
があります。
agni
ātma
もそう。
この母音がくっつかない子音だけの音は
日本人にはとかく発音しにくい。
なぜなら日本語は
すべての音に(日本語で言う)母音=A I U E Oがくっつくのです!
コレって日本にいるとあたりまえなんですよね~。
日本語で「リ」というとき「RI」ですね。
(母音入ってる)
「ル」というとき「RU」です。
(母音入ってる)
「R」だけの発音!?。(驚!!ないよそんなのって感じ。)
日本語ならなんて発音したらいいかな~ってまごつくけど
世界の多くの言語は子音だけの音もちゃんとこまかな音があって
フツーに発音するんです。
プラクリティの一般の発音は【prakṛti】
(正確にはこの「ṛ」自体も母音なのですが、、
今日は割愛。サンスクリットの母音については
今度ゆっくりお話しますね~。)
とにかく
「り=RI」でも「る=RU」でもない
「R」の発音。
わかりにくいですよね。
発音聞きたい人はこちら
日本語の中で生きていると、
この子音だけというのが慣れてないので
「R」の音を聞くと
私達の日本語脳が、自動的に母音を付け加え
「り=RI」に発音する人もいるし
「る=RU」に発音する人もいる
そういうわけで日本語では
ようするにどっちでもいい。(けど基本はプラクリティかな。)
インドのサンスクリット語の先生は「サンスクリット語は発音が命」
といっていましたが(笑
極めたい人はサンスクリットの発音まで極めてみるのもおもしろいと思いますよ~。